時間に生きる 5
モモは人形に、たくさんの自分の宝ものをみせます。
それはどこかで拾ったきれいな色の鳥の羽根、すてきな斑点の入っている石、金色のボタン、色ガラスのかけら、バラ色の貝がらなどです。
おとなからみれば、ガラクタにすぎないもの。
しかし、子どもたちにとっては、ダイヤの指輪にミンクのコートより貴重なものです。
しかし、どんな子どもも、昔はこうしたガラクタのコレクションを持っていました。
今でも子どもたちは、ビー玉やきれいな石や、夜店で売っているような安ものの玩具を、そっと大事にしているに違いないでしょう。
現代の子どもは、その他にもテレビ・ゲームや、リモート・コントロールのロボット人形も持っているかもしれません。
しかしいつの時代でも、子どもたちはまだ本当の遊びと、心から生まれてくる豊かな想像力を決して忘れはしないでしょう。
そして、おとながどんなに合理精神を教えようとしても、子どもたちはおとなの目を盗んで、自分たちの遊びを発明し続けるに違いないのです。