景気回復の範囲拡大と開発の再活性化 2
諸国における現在の需要管理政策の傾向は警戒的に推移していますが、これは、相互依存関係にある各国においては、個々の国が意図した以上のデフレ的変化を生み出すでしょう。
大多数の西欧諸国および日本が、このような警戒型財政政策スタンスを相互支援的に緩和することによって、成長率を徐々により高い水準に収敷させることも可能となるでしょう。
この関連で、高い成長と政府支出のGNPに占める割合の縮小という二つの目標を中期的に同時達成することもできるでしょう。
多くの開発途上国は引き続き国際収支において厳しい流動性困難に直面するでしょう。
この困難の一部は世界経済の循環的行動に起因しており、従って暫定的なものですが・・・
これら開発途上国が手にすることのできる外貨準備と国際収支フアイナンスは、このような暫定的赤字を補墳するには決して十分なものではなかったのです。
これら諸国の外貨準備は、一般的に、景気後退の初期段階に取り崩されており、民間市場からの国際収支ファイナンスも債務危機の到来とともに干上っています。
IMFを通じての公的融資量はかなり増大しましたが、最近の経験は、開発途上国に供給される国際流動性の全体量が維持可能な国際収支赤字幅を厳しく制限していることを示しています。